【プログラミング的思考 = プログラム言語の習得】ではない
2019/10/01
既にご存知の方も多いかと思いますが、文部科学省は『新学習指導要領』に2020年4月から、小学校の授業内容にプログラミング教育を必修化するとしています。
それに伴い、文部科学省が行った『平成30年度教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取組状況等について』という調査の結果によると、開始
年度前にプログラミングの授業をカリキュラムに盛り込んでいる自治体が前年度同時期に比べ増加しているとことが分かりました。 (2017年度:16.1% / 2018年度:52.0%)
しかし、規模の小さい自治体では依然として取り組みそのものが遅れているようです。(資料参照)
国の今後の施策として、全国各地で小規模の自治体向けプログラミング教育セミナーを実施するそうです。
また、ポータルサイトなどで情報提供の充実を図り、教員研修教材の普及の推進にも力を入れていくようです。
昨今、滋賀県内でも習い事向けのプログラミング教室の数は増加傾向にあります。
しかし、未だに各家庭でのプログラミング的思考の重要性についての認知は低い状態です。
その原因の一つとして、【プログラミング的思考 = プログラム言語の習得】との誤認が考えられます。
プログラム言語の習得はあくまで学習の一つであり、学習を進めるためのツールと考えて頂きたいのです。
プログラミング的思考とは『どんな手順で進むと答えに辿り着けるのか?』という建設的な思考を養う学問と言っても過言ではないと考えます。
可能性の塊である子供たちに、建設的な思考を養う場としてプログラミング教室はとても最適な習い事ではないでしょうか。